ねえ、聞いてくださる?
今日の私は、ちょっとだけ背伸びしてみたのよ。
クリーム色の柔らかいTシャツに、思いきってミニスカート。
ふふ、鏡に映る私って、どうかしら?
ふっくらとした胸元も、丸みを帯びたお尻も、ちゃんと包み込んでくれていて。
大人の女って、こういう艶っぽさが大事なんだと思うの。
部屋の明かりは落として、テレビの明かりだけ。
ソファに足を投げ出して、ぐったりと寝そべる。
ミニスカートの裾がふわりと揺れて、太ももがひんやりした空気に包まれる。
自分の脚って、意外と綺麗よね……って、そんなことを思いながら。
薄暗い部屋の中で、私はだらりとしながらも、どこか心が弾んでいる。
静かな夜に、ふくよかな体を預ける心地よさ。
ふと横目で見ると、クリーム色のTシャツ越しに、柔らかなバストが呼吸に合わせてわずかに揺れていて。
なんだか、自分でもドキッとしてしまう。
ねえ、こんな夜も、悪くないでしょう?
歳を重ねたって、女でいることを楽しんでもいいじゃない。
艶やかに、しなやかに。
今夜は、そんな私でいたいの。
ふふ、あなたも……ちょっとだけ、ドキドキしてくれた?
ねえ、もう少しだけ……こうして、お話ししていてもいいかしら?
ソファに体を沈めたまま、私は、ぼんやりとテレビの光を見つめる。
ストーリーなんて、頭には入ってこないのよ。
だって、なんだか……心がそわそわしてるから。
クリーム色のTシャツは、体の丸みに寄り添うように柔らかく馴染んで、
ミニスカートの裾から覗く私の脚も、うっすらとテレビの光を受けて、しっとり艶めいて見える。
大人になっても、いや、年齢を重ねたからこそ、こういう美しさって育まれるのね。
そう、ふくよかなバストも、大きなお尻も、丸くなった太ももも。
ぜんぶ、私らしさ。愛しい私の一部。
ねえ、あなたなら……
こんな私を、どう思う?
ふふ、意地悪な質問かしら。
でも、なんだか今夜は、答えが聞きたくてたまらないの。
だって……この部屋には私しかいないはずなのに、
あなたの視線を、すぐそばに感じるんだもの。
カチャ……グラスを置く音だけが、静かな部屋に響く。
ソファに体を横たえたまま、私は、クリーム色のTシャツの胸元を、そっと指でなぞる。
薄手の生地の下で、柔らかな感触が指に伝わってきて――思わず、ふっと、笑みがこぼれる。
ああ、いけないわ。
こんな夜は、自分を甘やかしたくなっちゃう。
私の脚も、肌も、体温も。
ぜんぶ、大人になった私だけのご褒美。
誰かに見せるためじゃなく、
誰かに認められるためじゃなくて、
ただ、自分のために――。
そっと目を閉じて、私はテレビの光にまどろむ。
そして、心の中で、あなただけにささやくの。
「今夜だけは、私をそっと、抱きしめて……」
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