私は、小さな下着工場で生まれたパンティー。白いコットン素材に、可愛いピンクのリボンがついているのが自慢。私の名前は「リボンのパンティー」。工場での仕上げが終わった後、私は他の仲間たちと一緒に包装されて、大きなトラックに乗り込んだ。次にどこへ行くのか、ワクワクしながら眠りについた。
翌朝、私はデパートのランジェリー売り場に並べられていた。色とりどりのパンティーたちがずらりと並ぶ中で、私は少し緊張しながらも、自分の新しい持ち主がどんな人なのか楽しみにしていた。ある日、可愛らしい女の子が私を見つけてくれた。彼女は私のリボンを見て微笑み、「これ、可愛い!」と言って、そっと手に取ってくれたんだ。
その子の名前はエミ。私はエミの家に連れて行かれ、彼女のお気に入りの引き出しに仲間入りした。エミはとても大切にしてくれて、私を履くたびに嬉しそうにしていた。それが私にとっても何よりの喜びだった。
でも、ある日、エミが友達と遊びに行くためにスカートを履いていたときのこと。彼女が転んでしまい、スカートがめくれて私が見えてしまったんだ。エミは顔を真っ赤にして、すぐにスカートを直したけど、その日から私をあまり履かなくなった。それが少し寂しかった。
その後、私はエミの引き出しの奥にしまわれ、ほとんど日の目を見なくなった。エミが成長して新しい下着を買うようになった頃、私はいつしか忘れ去られてしまったんだ。
しかし、ある日、エミが部屋の整理をしていたときに、引き出しの奥から私を見つけてくれた。「懐かしいな」と言って、私を手に取り、昔の思い出を懐かしむように笑ってくれた。そして、「もう履かないけど、大切な思い出として取っておこう」と言って、私を綺麗に洗ってくれたの。
その日から、私はエミの大切な思い出の箱の中に保管されることになった。もう以前のように毎日履いてもらえるわけじゃないけれど、エミが私を大事に思ってくれているのを感じることができた。それが私にとって一番の幸せだった。
そして、私はこう思うんだ。パンティーとしての役割は、ただ履かれることだけじゃなくて、その人の人生の一部になることなんだって。エミの思い出の中で、私はいつまでも彼女を支える存在であり続けるんだ。
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