私は、シックで光沢のある黒のシルクで作られたパンティー。名前は「ブラックパンティー」。シンプルだけど、エレガントさを持ち合わせた私は、他のどのパンティーよりも自信に満ちていた。私には特別な使命があると信じていた。私はただの日常の一部ではなく、誰かの特別な時を共にする存在だと感じていた。
工場を出た後、私は高級なランジェリーブティックのショーケースに並べられた。隣にはカラフルでフリルがたっぷりの可愛い仲間たちが並んでいたけれど、私の目立たないけれど洗練された存在感は、その場でさえ堂々と立っていた。
私がそこに並んでから数日が経ち、ついに運命の日が訪れた。背筋を伸ばし、冷静な雰囲気を漂わせた女性がブティックに入ってきた。彼女の目はすぐに私に釘付けになった。「これがいいわ」と彼女は私を手に取り、レジに向かった。
彼女の名前はリナ。彼女の家に着くと、私はすぐに引き出しにしまわれることなく、特別な扱いを受けた。リナは私を丁寧に手に取り、鏡の前でゆっくりと履いてくれた。彼女は、自分の姿を鏡に映して一瞬微笑んだ。その瞬間、私は感じた。これだ、これが私の使命。
リナは、その夜、重要な仕事の会議に出かけていった。彼女が着ていたのは、シンプルでありながら堂々とした黒のスーツ。その下で、私は彼女の自信を支える影の相棒だった。彼女がプレゼンテーションをしている間、私は彼女の肌に寄り添いながら、彼女の心の強さを感じていた。彼女が部屋の視線を一心に集める瞬間、私はその背後で静かに誇らしげに佇んでいた。
それからというもの、リナは大事な日や勝負の日には必ず私を選んでくれるようになった。彼女にとって、私はただの下着ではなく、自信を持つための「お守り」のような存在になっていった。毎回履いてもらうたびに、私は彼女の強さと共に成長していくのを感じた。
しかし、時が経つにつれ、リナは新しい仕事や生活に追われ、私の出番は少しずつ減っていった。それでも、私は知っていた。彼女が私を必要とするその瞬間が、いつかまた訪れるだろうと。
ある日、リナが特別なディナーに出かける準備をしているとき、久しぶりに私を選んでくれた。彼女は再び私を履いて、鏡の前に立った。そして、彼女の瞳に再び自信が宿るのを私は感じた。
「今日もよろしくね」と、リナはそっと私に語りかけた。
その瞬間、私はまた彼女の一部となり、彼女の背中を押す力になれたと感じた。私、ブラックパンティーは、静かでありながら確かな誇りを持って、彼女と共に歩んでいく。どんな時でも、彼女の自信を支える存在として。
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