私がハイセンス レースパンティーを穿く理由

「年を重ねるとね、日々の小さなことが、なんだか愛おしくなるものなのよ。たとえばね、朝の光のなかで、ふと自分の鏡の前に立ったときに見える、自分だけが知っている小さな秘密のようなパンティー。そう、それが私のハイセンスレースパンティー。」

薄いカーテン越しに差し込む柔らかな光が、鏡に映る私をふわりと包み込む。年齢を重ねた私の肌には、シワや小さなシミが増えたけれど、その一つ一つが今はどこか誇らしい勲章のように思える。そんな私が、レースで繊細に作られたパンティーを纏うと、心がしんと引き締まるのが分かるのよ。

「誰が見ているわけじゃない。でもね、私が自分を見ているの。私が私に、素敵だって言ってあげるためのものなのよ」

私が初めてこのレースパンティーを選んだのは、確か50歳の誕生日だったかしら。若い頃のように、華やかでキラキラしたものを求める気持ちは薄れていた。でも、鏡の前に立ったとき、何かが足りないと感じる瞬間があったの。私が私を「ただのおばさん」だなんて思いたくなかったから、自分に贈るプレゼントとして買ったのが、ハイセンスなレースパンティーだったのよ。

「それからというもの、私はね、その小さなレースの織りなす美しさに、毎朝心が躍るようになったの」

ふわりとしたレースの模様が、腰にフィットして、自然なラインを描くその感覚は、ちょっとした魔法みたいに自分を変えてくれる。どこか秘密めいた感じがして、それがまた私を楽しくさせてくれるの。若い頃は、お洒落は誰かに見せるためのものだったかもしれないけれど、今の私は違う。今は、私が私のために楽しんでいるのよ。

ある朝、洗濯したばかりのレースパンティーをそっと引き出しから取り出したとき、ふいに嬉しくなって、思わず微笑んでしまったわ。手にとってみると、その柔らかなレースが指にしっとりと馴染む。今まで気づかなかったけど、これって小さな贅沢なんだなって思ったのよ。

「ねえ、あなたもわかるでしょ？ああいうレースパンティーを纏うと、気分が違うのよ。まるで、私が私に特別な贈り物をしているみたいで」

どんなに忙しい日でも、朝のその瞬間だけは、私が私を大切に扱っているって感じる時間。レースのパンティーは、そんな私にとって、心の奥底で眠っている女らしさを呼び覚ましてくれる存在なの。

ふいに鏡を見ながら、小さく囁く。「今日も、私、素敵だよ」。誰に見せるわけでもなく、ただ自分に言ってあげる言葉。それが毎日少しずつ私を元気にしてくれるの。

「だからね、私がハイセンスレースパンティーを穿く理由って、誰かに見せるためでも、見られるためでもないのよ。ただ、私が私を大切にするため。そう、それが私のための時間なの」

そしてね、私の心の中にはこういう秘密があるって思うと、ちょっとだけ、特別な気持ちになるのよ。

「ふふ、でもね、ただの自己満足ってわけでもないのよ。」

私がにっこり笑いながらそう呟くと、ふと、出かけた時にあった小さなエピソードを思い出したの。その日は少し気合いを入れて、あのエレガントな黒のレースパンティーを身につけて出かけた日だった。 

「たまにね、外出する時も穿くのよ。やっぱり良いものを身につけると、背筋がピンとするから」

私が立ち寄ったのは、お気に入りの喫茶店。いつも静かで、落ち着いた雰囲気の場所。席に座り、香り高いコーヒーを一口飲んだ瞬間、ふっと気持ちが解けるようだった。でも、その時よ。偶然視線が合った店員の若い男の子が、ほんの一瞬だけ、私を見つめて目を逸らしたの。

「その瞬間にね、ああ、まだ私って女性なんだって、ちょっとだけドキドキしたのよ」

もちろん、彼には何も伝わるはずはないの。でも、あのレースのパンティーを穿いていることで、私の中に「私らしさ」が宿っている気がしたわ。自分だけの秘密の下着があるって思うと、たったそれだけで、自信を持って人と目を合わせられるの。そんな瞬間があると、レースパンティーを選んでよかったって思うのよ。

家に帰ると、あの小さなドキドキがまだ胸に残っていた。鏡を見て、少し笑っちゃったわ。これも全部、あのレースパンティーのおかげよね。シンプルな日常が、少しだけ色づく。年齢を重ねると、こういう小さな楽しみが本当に大事に思えてくるの。

「それがね、私がハイセンスなレースパンティーを買い続ける理由なのよ」

一人になった夜、眠りにつく前にふと自分に微笑みかける。「今日もよくやったわ、私」。次の日も、また新しいレースパンティーを選ぶことが楽しみになるの。毎朝のその時間が、私にとって一日の始まりのリセットボタンみたいなもの。

「ねえ、不思議じゃない？　たかがパンティー、されどパンティー…」

そんなことを思いながら、私はそっと引き出しを開ける。中には色とりどりのレースパンティーが並んでいる。深みのある赤、柔らかなピンク、そしてクラシックな黒。どれも、少しだけ自分を贅沢に感じさせてくれる特別なものたち。選ぶ瞬間からすでに、その日の気分が変わり始めるのよ。

「今日も…どれにしようかしら？」

手を伸ばして触れると、しっとりとしたレースの感触が指に馴染む。特にこの赤いものなんて、若い頃の私なら恥ずかしくて手を出さなかったかもしれない。でも今の私は違う。むしろ、年齢を重ねた今だからこそ似合う色だと感じるのよ。少し大胆で、自分を輝かせてくれるような、そんな赤いパンティーを選ぶと決めた。

「今日も自分をちょっとだけ素敵にしてあげるのよ」

着替えてみると、ほんの少しウエスト周りのレースがチクチク感じるのが心地いい。鏡の前に立って、つい自分を見つめてしまう。「うん、悪くない」。鏡の向こうに映る私は、いつもと同じ日常を送るはずなのに、ちょっとだけ違って見える。内側から光っているみたいな、自分にだけわかる秘密がそこにあるの。

「不思議よね。誰にも見せるわけじゃないけど、ちゃんと私を変えてくれるの」

レースパンティーを穿くたびに思うの。日々の生活って、大きな変化ばかりじゃないわよね。年を取るほど、ドラマティックな出来事は減る。でも、だからこそ、こういう小さな贅沢や心の高まりがどれだけ大切か、身に染みて分かるのよ。レースが肌に触れると、まるで「今日も自分らしくいていいのよ」って語りかけてくれるような気がするの。

その日はちょっと気分がよくて、少しおしゃれして出かけることにしたわ。お気に入りのブラウスを着て、髪もふんわりとまとめる。レースのパンティーが背中を押してくれたみたい。街を歩くと、普段よりも軽やかな気持ちで、足取りが自然と弾むのを感じた。

「あら、今日は随分と素敵ね」

エレベーターの中でたまたま会ったご近所さんが、そんなふうに褒めてくれたわ。自分の中のちょっとした自信が、表情にも現れているのかしら。笑顔で返事しながら、胸の中で静かな満足感が広がっていくのが分かる。

「ありがとう。でもね、実は私だけの秘密があるの」

もちろん、そんなことを相手には言わないわ。でも、心の中でつぶやくの。私の今日の特別な気持ちは、あのハイセンスなレースパンティーが連れてきてくれたから。

夜、家に帰ると、ほんの少しだけ足が疲れていた。だけど、その疲れさえも今日一日が特別だった証のようで、どこか嬉しい気持ちでいっぱいだったわ。ベッドに横になる前に、再び鏡の前に立ってみる。朝からずっと私を支えてくれたレースパンティーに、心の中で「ありがとう」と囁きながら、そっと脱ぐ。

「明日も素敵な一日になりますように…」

そしてまた、新しい一日が始まる。私がハイセンスレースパンティーを穿く理由は、ただの贅沢じゃないのよ。それは私が、私のままでいるための、心のちょっとしたお守りなの。

次の朝、ふと目が覚めて、まだ薄暗い部屋でしばらくぼんやりしていたの。静かな朝の空気の中で、また一日が始まるって思うと、なんだか心がそわそわしてくるのよ。

「さて、今日はどの子にしようかしら…」

いつもより少しだけ時間をかけて、ゆっくりと引き出しを開ける。並んでいるレースパンティーが、まるで私に「今日はどれがいい？」と問いかけているみたいでね。やっぱり私、こういう時間が好きなの。毎朝、ささやかな選択だけど、その選択が私の気持ちをぐっと引き締めてくれるのよ。

今日は、柔らかな紫色のパンティーに手を伸ばしたわ。透けるようなレースと、ほんのり光沢のある生地が美しく、指先にしっとり馴染む感じがたまらないの。この色は、華やかさの中に大人の落ち着きを感じさせるから、何か特別な日にはいつもこれを選ぶのよ。

「どうかしら、私に似合ってる？」

心の中で問いかけると、自然と微笑みが浮かんだ。年を重ねると、周りの目よりも自分自身の目が大事だってことに気づくわね。大切なのは、自分がどう感じるか。パンティーを穿くたびに、そんな風に思えるのが嬉しいのよ。

身支度を整え、鏡の前で最終チェック。今日はお気に入りのスカートも履いて、さらに気分が高まる。出かける準備が整ったら、玄関でふと立ち止まって自分に囁くの。

「さあ、今日も私を素敵に見せてちょうだいね」

玄関を出て、朝の光を浴びながら歩き出すと、何気ない通りや行き交う人々の景色さえも少しだけ輝いて見えるから不思議。まるでレースパンティーが、私の心の中で小さな魔法をかけてくれているような気がするのよ。

その日は、友人とランチの約束をしていたの。お互い長年の仲だから、何も隠すことなんてないんだけど、それでも心の中では、今日のパンティーのことをちょっとだけ意識していたわ。誰にも言えない秘密のオシャレ、なんてね。

ランチをしながら、友人がふと「なんだか今日はいつもより元気そうね」と言ってくれた。少し驚いてから、私は微笑んで答えたわ。

「そう？きっと、今日の私のお気に入りの下着のおかげかしら」

友人は一瞬きょとんとした顔をして、それからクスッと笑い出したの。「本当にあなたって面白いわね、下着でそんなに気分が変わるなんて。でも、ちょっとわかるかも。私も今度、少しいいものを試してみようかしら」

こうやって私のささやかな秘密が少しだけ外に漏れると、なんだか心がくすぐったくて、でも嬉しくもあるのよ。ハイセンスなレースパンティーを纏うということは、誰かに見せるためのものじゃない。けれど、その気分は知らず知らずのうちに、私の表情や立ち居振る舞いに表れるのかもしれないわね。

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夜、家に帰って、引き出しの中を整理しながら一日を振り返る。手に取ったレースパンティーを眺めて、少しの間だけそれを愛でるように指先でなぞる。

「今日もありがとうね。あなたのおかげで、一日がちょっと素敵になったわ」

それは決して大げさなことではないの。日々の中で、ほんの少し自分に贅沢な気持ちを持たせてくれるものが、こんな風に私を支えてくれている。そんな小さな喜びが、私が「ハイセンスレースパンティー」を穿き続ける理由なの。

「明日もまた、私を輝かせてね…」

そう願いながら、そっとパンティーを引き出しにしまい、新しい朝に思いを馳せる。そして次の日も、私はまた、自分を少しだけ素敵に見せてくれるレースパンティーを選ぶの。

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