ある日、45歳の美しい女性、理恵さんは、新しいレースのパンティーを恋人からもらった。その気品ある美しさと、触り心地の良さに彼女は一目惚れしてしまったのだ。自分でも若干若作りだとは思っていたが、一度履いてみると何ともいえない自信が湧いてきた。
ある晩、おしゃれをして恋人の大輔とデートに出掛けた。大輔も理恵の美しさに見とれていたが、一方で彼女の新しい下着にも気になっていたのだ。二人は高級レストランでディナーを楽しみ、その後は大輔のアパートへ向かうことになった。
アパートに着いた後、理恵は突然寒気を感じた。肌がぞわぞわするような、不気味な寒気だ。でも、大輔に心配させたくないし、無視することにした。お風呂に入っている間も、何かが自身の周りをうろついているような気配を感じた。
そして、鏡の前で髪を整えていると、背後にぼんやりとした人影が見えた。振り向くと誰もいない。それでも、不気味な気配は消えない。理恵はそれを大輔のいたずらだと思って笑って済ませた。
だが、夜が更けるにつれて、理恵の下腹部に痛みが走った。見ると、レースパンティーのところが異様に冷たくなっていて、肌に張り付くような感触があった。そこには奇妙な赤い印が浮かび上がっていた。
その瞬間、何かが理恵の耳元に囁いた。「そのパンティーは、私のもの…」
理恵は恐怖に震えながら、大輔にすがりついたが、大輔もすぐに異変に気づいた。二人で何とかパンティーを脱がせようとしたが、まるで呪いのように引っ付いて離れなかった。
翌朝、警察がアパートに到着したとき、そこには理恵の身体が硬直していて、目は見開いたまま凍りついていた。後から知ったことだが、そのレースパンティーは、3年前に亡くなった大輔の元カノが愛用していたものだった。そして、彼女はそのレースパンティーを履いたまま、自宅で謎の死を遂げていたのだ。
それ以来、そのパンティーは「持ち主を呪い殺すパンティー」として都市伝説となり、誰も手を出さなくなった。しかし、そのパンティーは今もどこかで、次の持ち主を待っているのかもしれない…
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